令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(3)

座長:高井 俊和(九州工業大学)

[I-95] F10TWにおけるナット回転法の適用に向けたすべり試験

〇大野 克紀1、藤野 大地1、南 邦明2、横山 秀喜2、筒井 康平2 (1.川田工業株式会社、2.独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

キーワード:高力ボルト、無機ジンクリッチペイント、ナット回転法、すべり係数

別報では,耐候性高力六角ボルト(以下,F10TW)の締め付けにナット回転法を採用する場合の,適切な軸力,すなわちリラクセーション後も設計ボルト軸力を満足し,且つ,ボルトが塑性域に到達することがない軸力が導入される回転角を示した.高力ボルト摩擦接合の設計に用いるすべり係数μは,鉄道構造物等設計標準において,0.4以上確保されることを前提としている.本稿では,別報にて行った軸力導入試験およびリラクセーション試験の試験体を対象にすべり試験を行った結果を報告する.

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