令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(3)

座長:高井 俊和(九州工業大学)

[I-98] 高力ボルト継手の接触面数と無機ジンクの膜厚がボルト軸力の低下に及ぼす影響

〇村井 武尊1、内田 大介1、南 邦明2、田村 洋3、吉岡 夏樹4 (1.法政大学、2.(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構、3.横浜国立大学、4.(株)駒井ハルテック)

キーワード:高力ボルト摩擦接合継手、リラクセーション、ボルト軸力、フィラー、無機ジンク

高力ボルト摩擦接合継手の摩擦面に厚膜形無機ジンクリッチペイントを塗布した場合には,ボルト軸力のリラクセーションが大きくなることが知られている.このボルト軸力の低下はフィラーを挿入し,実質的な接触面数が増加した継手ではさらに大きくなることが確認されており,摩擦面数に応じた導入ボルト軸力の増し締め率の提案もある.しかし,この提案は無機ジンクを標準的な膜厚で塗布した場合の検証結果に基づいており,膜厚が軸力低下に及ぼす影響については,確認されていない.本研究では,フィラーの枚数と無機ジンクの塗膜厚をパラメータとした継手試験体を製作し,リラクセーション試験とすべり試験を行い,既報の提案を検証した.

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