令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

骨組・骨組部材・薄肉構造・板

座長:鈴木 森晶(愛知工業大学 工学部土木工学科 教授)

[I-131] 載荷パターンの違いがガセットプレートを有するステンレス製長柱の弾塑性挙動に与える影響

〇スタピット シラネー1、松尾 淳史1、岩澤 優衣1、小野 潔1、大西 孝典2、志村 保美3、小林 裕輔4、澁谷 敦4 (1.早稲田大学、2.土木研究所、3.日本鋼構造協会、4.日本橋梁建設協会)

キーワード:ステンレス鋼、横構、繰り返し載荷、単調載荷、耐荷力

近年,対傾構や横構の腐食損傷が多数報告されているため,耐食性の高いステンレス鋼をこれらの部材に用いることによって橋梁の維持管理コストの削減が期待されている.しかし,これを実現するには,耐荷力に関する実験データが不足している.対傾構及び横構の新たな設計方法を提案するために,本研究では,載荷パターンがステンレス製長柱の弾塑性挙動に与える影響に関するデータを収集することを目的として実験を行った.実験結果より,載荷パターンの違いがステンレス製長柱の弾塑性挙動に与える影響はほとんど見られなかった.また,道路橋示方書に規定されている耐荷力曲線によって評価できる可能性を示した.

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