衝撃(解析)(1)

[I-165] 落石防護柵用ひし形金網の耐衝撃挙動に関する数値解析的検討

〇小室 雅人¹、服部 桃加²、中村 拓郎³、今野 久志³、岸 徳光¹ (1.室蘭工業大学、2.（株）大林組、3.（国研）土木研究所寒地土木研究所)

キーワード：従来型落石防護柵、ひし形金網、衝撃応答解析、耐衝撃挙動

本研究では落石が直接ひし形金網に作用する場合を想定した重錘落下衝撃実験を対象に衝撃応答解析を実施した．また，解析結果を代表的な実験結果と比較することにより，解析手法の妥当性を検討した．ひし形金網は2節点梁要素，それ以外は全て8節点固体要素を用いて有限要素モデルを構築した．解析は重錘を捕捉した全5ケースを対象に，高速度カメラの画像により得られた重錘の実測衝突速度を重錘要素に付加させることで実施した．また，落下位置に関しても可能な限り解析モデルに反映させた．その結果，本解析モデルを用いることにより，実験結果の重錘衝撃力，重錘貫入量およびロープ張力を概ね再現可能であることが明らかになった．