令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

衝撃(解析)(1)

座長:永田 聖二(電力中央研究所)

[I-168] 低減対策工が土石流衝突荷重に与える影響の個別要素法解析

〇嶋川 理1、小松 喜治1、堀口 俊行1、香月 智1 (1.防衛大学校)

キーワード:土石流、透過型砂防堰堤、衝突荷重

近年,局所的かつ短期的な強雨により土石流が頻発している.土石流の対策構造物として,鋼製透過型砂防堰堤が用いられているが,近年の被災で破損した事例もあり,より大きな設計荷重を設定する動きがある.新設計荷重適用後に既存不適格となる堰堤の対策として,堰堤の上流側に副堤を設けて本堤に作用する荷重を低減させる方法等が検討されている.その一案として,著者らは,堰堤の前面に小規模の透過型砂防堰堤を設置した際の荷重低減効果について検討した.しかし,メカニズムについては未解明である.そこで本研究では,個別要素法を用いて直線水路実験の再現解析を行い,低減対策工が本堤に衝突する礫の総量と速度が減少することを示した.

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