令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(防食)

座長:冨山 禎仁(土木研究所)

[I-27] 10年間大気暴露した亜鉛アルミ擬合金溶射皮膜の大気腐食挙動に関する研究

〇白井 敬大1、中野 敦2、森田 千尋2、押川 渡3、米沢 昇4 (1.宮崎大学大学院、2.宮崎大学、3.琉球大学、4.ダイヘン)

キーワード:溶射、大気暴露試験、促進暴露試験、人工海水、Zn-Al

鋼橋における上部構造の損傷の約半分が鋼材の腐食であり,維持管理において防食の重要性は広く知られている.国内外の研究において長期にわたる実地試験が各地で実施され,その優位性が確認されており,自然環境における溶射皮膜の長期耐食性を評価する方法としては大気暴露試験が有効である.そこで,本研究では,人工海水を用いた大気暴露試験によるZn-30mass%Al溶射皮膜の大気腐食性について,表面解析,皮膜厚さ測定および断面皮膜解析を用いて一般的な大気暴露試験と比較して評価を行った.10年間の大気暴露試験において,Zn-Al溶射鋼はいずれの試験においても良好な耐食性を示した.

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