[I-30] 残存塩分量と吹付技術に着目したシリコーンの防食効果に関する検討
キーワード:シリコーン、腐食、環境促進試験、吹付技術、fQcoon、ふっ素樹脂塗料
鋼構造物のボルト接合部の防錆対策としてシリコーンに着目し,新たな防食技術の検討を行った.まず実施工において塗膜下の残存塩分をどの程度許容できるか検証し,次に現場での実用性を考慮し,吹き付け可能なシリコーン材料であるfQcoonの防食性能の確認を実施した.
その結果,鋼道路橋防食便覧記載の残存塩分量50mg/m2のおおよそ4倍程度の塩分量までにおいて,腐食の進行を抑制できたことから,シリコーンの防食材料としての有用性が確認できた.また,クロスカットを導入した試験体のみに腐食が発生したことから,fQcoonは腐食因子の遮断効果が高く,fQcoonはふっ素樹脂塗料より腐食の進展が遅いことがわかった.
その結果,鋼道路橋防食便覧記載の残存塩分量50mg/m2のおおよそ4倍程度の塩分量までにおいて,腐食の進行を抑制できたことから,シリコーンの防食材料としての有用性が確認できた.また,クロスカットを導入した試験体のみに腐食が発生したことから,fQcoonは腐食因子の遮断効果が高く,fQcoonはふっ素樹脂塗料より腐食の進展が遅いことがわかった.
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