令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(防食)

座長:冨山 禎仁(土木研究所)

[I-33] 高周波誘導加熱による塗膜剥離施工条件の探索に関する解析的検討

〇桐畑 光生1、廣畑 幹人1、中原 智法2、古市 亨3 (1.大阪大学大学院、2.日本橋梁、3.古市)

キーワード:鋼橋、維持管理、防食塗装、高周波誘導加熱、熱弾塑性解析

鋼橋の維持管理,長寿命化における重要課題である防食塗装の更新工事では,劣化した旧塗膜を効率的に除去する技術が要求される.本研究では,既存の動力工具や有機溶剤を用いた方法に比べ,効率性や環境負荷低減,火気への配慮の観点から有用性が認められている高周波誘導加熱による塗膜剥離技術に注目する.しかし,IH装置では鋼材を急速かつ局所的に加熱するため,施工条件によっては変形,応力が生じる.過剰な変形,応力の発生を抑制するための適切な施工条件の確立が必要とされている.本研究では,施工条件の選定を効率的に行うため,高周波誘導加熱による塗膜剥離の施工条件探索に関する解析的検討を実施する.

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