令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

疲労(3)

座長:清水 優(名古屋大学)

[I-69] 鋼橋ソールプレート溶接部の疲労照査に用いる1点代表応力に関する考察

〇丹羽 雄一郎1、公門 和樹2、七村 和明3 (1.西日本旅客鉄道、2.京橋ブリッジ、3.レールテック)

キーワード:鋼鉄道橋、疲労照査、ホットスポット応力、1点代表法、ソールプレート溶接部

鋼構造物の疲労照査において公称応力が明確に定義できない場合,ホットスポット応力を用いた疲労照査を行う.JSSC指針で取り入れている2点外挿法でホットスポット応力を求めようとする場合,既設構造物においては作業性が悪いことが多くひずみゲージ貼付位置のずれが生じる可能性が高い.そのため,過去から鉄道橋では溶接止端から10mm位置の応力を1点代表応力として疲労照査することがあったが,その妥当性はあまり議論されていない.今回ソールプレート溶接部止端破壊を対象に実橋計測により検討した結果,今回計測対象とした下フランジ板厚においては,10mm位置1点代表応力による疲労照査が概ね妥当であることが確かめられた.

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