疲労(3)

[I-73] 高力ボルトで当て板補修されたストップホールの簡易解析法

〇清川 昇悟¹、判治 剛²、加藤 遼二郎¹ (1.（株）横河ブリッジホールディングス、2.名古屋大学)

キーワード：疲労き裂、当て板補修、ストップホール、有限要素解析

鋼橋に生じた疲労き裂に対して，先端にストップホールを施工し，その後，き裂を覆うように高力ボルトで当て板を添接する補修方法がある．この補修では，疲労き裂の再発を防ぐため，ストップホールの応力集中を十分に低減させることが重要である．従来，有限要素解析によりこのような補修に対する効果確認が行われてきたが，既往検討では様々な解析手法が使われており，手法の標準化は図られていなかった．補修検討の実務への適用を考えると、解析手法はできるだけ簡易なものが望ましい．以上より，本研究では，当て板補修されたストップホールの応力集中を推定するための簡易な有限要素解析手法について検討を行った．