[I-75] 実物大の疲労試験に基づく情報板支柱の疲労耐久性向上に関する検討
キーワード:情報板支柱、疲労試験、共振曲線、ICR処理、当て板補強
道路橋の付属構造物である情報板支柱は,風荷重や交通荷重により振動が生じ,リブ部や開口部の溶接継手部に疲労損傷が発生した事例が報告されている.これまでは取替えが一般的であったが,莫大な労力及びコストが必要であり,併せて損傷事例が増加していくことが予想される.本研究ではき裂発生前の情報板支柱に対し,リブ部では溶接止端部にICR処理,開口部では溶接ルート部を対象に当て板補強を施工した上で疲労試験を実施した結果,リブ部の疲労強度等級はAs-Weldと比較して向上し,D等級程度,開口部の疲労強度等級はAs-Weldと比較してD等級以上となることが明らかとなった.
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