令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(4)

座長:南 邦明(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

[I-102] 複合サイクル試験によるステンレス鋼と炭素鋼を異材突合せ溶接した板の腐食性状

〇神子島 百香1、井﨑 茜1、宮嵜 靖大1、志村 保美2 (1.長岡工業高等専門学校 、2.日本鋼構造協会)

キーワード:ステンレス鋼、炭素鋼、異材突合せ溶接、異種金属接触腐食、複合サイクル試験

ステンレス鋼は,優れた耐食性を有するため,土木構造物への使用が期待されている.これらのステンレス鋼は,腐食環境が厳しい部材のみをステンレス鋼とすることが最適であると考える.本研究は,ステンレス鋼と炭素鋼を突合せ溶接した板部材の腐食性状を,複合サイクル試験により明らかにすることを目的とした.これらは,供試体の腐食前後の質量変化および試験体表面の凹凸の変化を調べた.本研究により,ステンレス鋼と炭素鋼を異材接合した供試体の腐食量は,炭素鋼単体の供試体に比べて大きくなることを明らかにした.また,異材接合供試体における最大腐食深さ発生位置は,明確な傾向が表れないことを明らかにした.

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