令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(4)

座長:南 邦明(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

[I-103] 高周波誘導加熱によるリベット打設に関する基礎的検討

〇末廣 大地1、廣畑 幹人1、岡本 陽介2、中山 太士3 (1.大阪大学大学院、2.ビーエムシー、3.西日本旅客鉄道)

キーワード:鋼橋、維持管理、継手、リベット、高周波誘導加熱

リベット接合が用いられている高経年橋梁の多くは外観や技術的な特徴から歴史的価値が認められている.このような高経年橋梁の保存のために,損傷したリベットを除去し,新たなリベットを打設する場合があるが,既存のコークスを用いた施工方法では現場での加熱作業や打設に関する安全性の確保などの課題がある.そこで,作業の安全性や施工の容易性の観点から,高周波誘導加熱(IH)によるリベット施工に注目する.既存の施工方法と異なる加熱方法でリベットを打設した場合,健全な継手を得ることができるか否か不明な点が多々ある.本研究では,IH装置によるリベット打設の可否を明確にするため,一連の基礎的検討を実施した.

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