令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(4)

座長:南 邦明(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

[I-105] 90年経過したリベット集成部材接合面のすべり係数

〇陳 瑜1、山口 隆司1、山内 誉史2、上野 慶太2 (1.大阪市立大学大学院、2.エム・エム ブリッジ(株))

キーワード:リベット集成部材、すべり試験、すべり係数、補修、補強

リベットにより部材が集成された高齢リベット橋では,部材の補修・補強や交換,新たな部材を付加する場合などにおいて,リベットを高力ボルトに置き換えることが想定される.その際,多くは高力ボルト摩擦接合として設計されることから接合面のすべり係数を適切に評価する必要がある.著者らは,90年経過したリベット集成部材部材から切り出した鋼板を用い,接合面に均等な面圧を作用させた状態で接合面に平行な荷重を作用させたすべり試験を実施した.その結果,試験片ごとにすべり係数が大きく異なっていた.これは接合面上の鉛丹の付着量にばらつきがあり,それがすべり係数に影響を与えたと推測される.

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