令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(耐荷性能)

座長:石川 敏之(関西大学)

[I-138] 火災後の腹板および下フランジ面外変形が鋼箱桁橋のねじり耐荷力に及ぼす影響

〇村川 友則1、髙橋 佑介1、冨田 耕司2、今川 雄亮3、大山 理3 (1.大阪工業大学大学院、2.ソフトエボリューション(株)、3.大阪工業大学)

キーワード:火災、鋼箱桁橋、ねじり耐荷力

火災後,鋼橋を構成する材料の強度低下が構造性能に及ぼす影響として,これまでに,鋼コンクリート合成I桁橋を対象に曲げ剛性,トラス橋を対象に伸び剛性に着目した実験および解析を行ってきた.しかし,近年の橋梁における火災事例を振り返ると,箱桁橋の桁下において,工事中の失火などを要因とする事例も見受けられる.ねじり剛性の高い箱桁橋は長支間や曲線橋等に適用されるが,火災後,下フランジあるいは腹板が面外変形し,ねじり剛性が変化することが懸念される.本稿では,鋼箱桁橋を対象に,火災による熱影響として,鋼の強度低下,腹板および下フランジの面外変形量がねじり耐荷力に及ぼす影響を検討した結果について報告する.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン