[I-140] 送電用鉄塔鋼管部材における管軸方向腐食数が座屈耐荷力に及ぼす影響
キーワード:送電用鉄塔、腐食、耐荷力、有限要素解析
本検討は送電用鉄塔で使用されている鋼管部材を対象として管軸方向の腐食穴の数が耐荷性能に及ぼす影響を分析するため、腐食の大きさや配置を条件とした有限要素解析によるパラメータスタディを実施した。検討は、部材端部の支持条件の影響も分析した。解析の結果、検討の範囲内では、2つの腐食穴が生じている場合に、大きい側の腐食に着目して耐荷力を評価すれば十分であることを確認した。また、端部固定条件の影響では、設計評価で用いるピン固定での座屈耐荷力に比べて、実機の固定条件を考慮すると耐荷力が大きくなるケースが見られた。このため、実機の固定条件を考慮した評価により合理的な維持管理が可能となることが示唆された。
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