令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(耐荷性能)

座長:石川 敏之(関西大学)

[I-141] 損傷劣化を模擬したPC箱桁の振動特性と耐荷特性の変化に関する実験的検討

〇竹村 光平1、近藤 洋佑2、林 厳3、金 哲佑2、吉田 英二4 (1.京都大学、2.京都大学大学院、3.大阪市立大学、4.土木研究所)

キーワード:PC箱桁、振動ヘルスモニタリング、耐荷特性、PC鋼材破断

我が国のPC橋は日本の全橋梁の約44%を占め,グラウト充填不良から生じるPC鋼材損傷による劣化事例が報告されている.また効率的な維持管理手法として,振動ヘルスモニタリングが注目されているがPC橋は振動特性の変化が現れにくく,PC橋を対象とする振動モニタリング技術の有効性については検討が必要である.そこでPC鋼材破断とグラウト充填不良が生じたPC箱桁を対象に載荷実験と振動実験を行った.その結果,載荷による損傷に対して橋梁の応答特性が変化することが明らかとなった.さらには曲げ2次モードの固有振動数と耐荷特性の間には相関が見受けられ,固有振動数の変化によって耐荷特性の評価ができる可能性を示した.

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