衝撃(解析)(2) / 数値解析

[I-172] 繰返し荷重を受ける機器配管系基部アンカーの履歴特性に対する有限要素解析

〇永田 聖二¹、松尾 豊史¹、川口 和広²、横田 克哉³ (1.電力中央研究所、2.JIPテクノサイエンス、3.関西電力)

キーワード：有限要素解析、材料非線形、RC構造物、機器配管系、アンカー、繰返し載荷実験

火力・原子力発電所の取放水施設等のように，RC構造物が機器配管系を支持する場合，基部の固定には頭付きアンカーボルト等がよく用いられる．著者らは，アンカーの地震時履歴特性を把握するために，繰返し載荷実験ならびに耐力式による検討を行ってきた．本研究では，これらの実験を対象として，材料非線形性を適切に考慮した三次元有限要素解析を行い，繰返し荷重を受けるアンカーの履歴特性や内部状態を概ね再現しうることを，アンカー降伏先行型，コンクリート破壊先行型の破壊モードで確認した．