令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

免震・制振(1)

座長:武田 篤史(大林組 技術研究所)

[I-184] 臼型滑り面を有するFPIS橋脚の地震時挙動の寸法依存性に着目した震動実験およびその解析的検討

〇樫山 大樹1、秋山 充良1、本田 利器2、石垣 直光3、山口 大貴1、ブリット ベンジャミン1、銭 城1、高橋 宏和3 (1.早稲田大学、2.東京大学、3.日本工営(株))

キーワード:摩擦振子、震動実験、橋梁、免震機構、寸法依存性、レジリエンス

FPIS橋脚は橋脚中間部に滑り面を設け,上部を摩擦振子として滑らせることで滑り面より下部に伝達される地震時慣性力を低減させる構造である.また滑り面に傾きを持たせることで,過大な残留変位の発生を抑制できる.既往の震動実験により,本橋梁が高い免震性能を有しており,斜面角度11°で摩擦振子半径の2倍の底面半径を与えたとき,最も優れた地震時挙動が得られることを確認している.一方,本機構の動的挙動の寸法依存性や摩擦係数の速度・面圧依存性の検討は十分ではない.本稿では上部工重量と寸法の異なる橋梁モデルを製作し,提案構造の地震時挙動の寸法依存性について,震動実験による評価とその再現解析を試みる.

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