免震・制振(1)

[I-185] High-speed loading test of 1000kN class die and rod friction damper

〇Masaya Hada¹, Akira Yamasaki¹, Kazuhisa Fujimoto¹, Sakae Ushijima¹, Takuro Mastsubara², Kazuki Yamamoto², Koyo Hikichi², Ryutaro Isobe², Shinnosuke Ota² (1.Asunaro Aoki Construction, 2.Metropolitan Expressway)

Keywords:Friction damper, Die and rod type, Bridge, Seismic control, High speed loading

筆者らは，既設橋梁にダイス・ロッド式摩擦ダンパー(以下，摩擦ダンパー)を設置して耐震性向上を図る技術を提案している．摩擦ダンパーは，ダイス内径より少し太いロッドをダイスにはめ込んだシンプルな機構であり，部品寸法を一様に変えるだけで摩擦荷重を調節できる．これまでに，摩擦荷重25kN～1200kN級まで幅広く製作実績があり，600kN級の摩擦ダンパーに対しては高速載荷実験を実施し，正弦波やL2地震応答波載荷による動的挙動を把握している．本研究では，さらに1000kN級の摩擦ダンパーに対して高速載荷実験を実施した．本報は，正弦波時の基本特性とL2地震応答波時のエネルギー吸収性能について示す.