令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

免震・制振(1)

座長:武田 篤史(大林組 技術研究所)

[I-185] 1000kN級ダイス・ロッド式摩擦ダンパーの高速載荷実験

〇波田 雅也1、山﨑 彬1、藤本 和久1、牛島 栄1、松原 拓朗2、山本 一貴2、引地 宏陽2、磯部 龍太郎2、太田 信之介2 (1.青木あすなろ建設株式会社、2.首都高速道路)

キーワード:摩擦ダンパー、ダイス・ロッド式、橋梁、制震、高速載荷

筆者らは,既設橋梁にダイス・ロッド式摩擦ダンパー(以下,摩擦ダンパー)を設置して耐震性向上を図る技術を提案している.摩擦ダンパーは,ダイス内径より少し太いロッドをダイスにはめ込んだシンプルな機構であり,部品寸法を一様に変えるだけで摩擦荷重を調節できる.これまでに,摩擦荷重25kN~1200kN級まで幅広く製作実績があり,600kN級の摩擦ダンパーに対しては高速載荷実験を実施し,正弦波やL2地震応答波載荷による動的挙動を把握している.本研究では,さらに1000kN級の摩擦ダンパーに対して高速載荷実験を実施した.本報は,正弦波時の基本特性とL2地震応答波時のエネルギー吸収性能について示す.

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