[I-76] 仕様が異なる摩擦面を有する高力ボルト継手のすべり挙動
キーワード:高力ボルト継手、異なる摩擦面、すべり挙動、すべり耐力
本研究は、表面と裏面で摩擦面の仕様が異なる異種継手のすべり挙動は明確でないことから、異種継手のすべり挙動および適用性を明確にすることを目的に、すべり耐力試験を行った。異種継手は表面を溶射、裏面を無機ジンクリッチペイントとした。試験では、ボルト軸力計測、すべり時の変位量の計測、すべり挙動の確認、すべり係数の算出を行った。その結果、異種継手のすべり係数は、適用した同一継手の低い側のすべり係数と同等もしくは若干高くなることから、低い側のすべり係数が明らかである場合は、異種継手を適用することは実用上問題ないと考えられる。
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