令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(設計)(1)

座長:斉藤 雅充(公益財団法人 鉄道総合技術研究所)

[I-200] 水平補剛材を省略した曲線箱桁正曲げ終局耐荷力に関する解析的検討

〇足立 淳一1、山口 隆司1、新井 進太郎2、高尾 道明2 (1.大阪市立大学、2.JFEエンジニアリング株式会社)

キーワード:曲線箱桁、水平補剛材、終局耐荷力、支間中央

曲線箱桁橋はウェブに水平補剛材を溶接する場合,自動溶接ロボットが曲率に対応できず,手動溶接を行うため,直線箱桁橋に比べて製作コストが大きいことが課題となっている.そのため,ウェブの水平補剛材を省略した省補剛構造が求められている.本研究では,曲線箱桁の正曲げ領域を対象に,崩壊プロセスを把握し,水平補剛材の省略が終局耐荷力に及ぼす影響を検討した.その結果,水平補剛材を省略し,ウェブが曲げ座屈したとしても,箱断面はウェブとフランジから構成され,それらが連成する構造システム挙動により,ウェブの橋軸方向回りの回転をフランジが抑制するため,その終局耐荷力の低下量は小さいことがわかった.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン