令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(設計)(1)

座長:斉藤 雅充(公益財団法人 鉄道総合技術研究所)

[I-201] 多径間連続斜張橋の活荷重載荷に伴う主桁2次応力への影響

〇松浦 雅史1、平山 博1、吉岡 勉1、杉山 裕樹2、岡上 政史2 (1.大日本コンサルタント株式会社、2.阪神高速道路株式会社)

キーワード:多径間連続斜張橋、2次応力、鋼床版、たわみ

多径間連続斜張橋(4主塔)と一般的な連続斜張橋(2主塔)を対象に、活荷重載荷に伴う主桁(鋼床版1箱桁)の2次応力への影響を確認するため、たわみ剛性をパラメータとして主桁のFEM解析を実施した。L荷重により最大応力が生じる中央径間中央において、デッキの橋軸方向直応力σXは最小主応力σ2とほぼ等しく、たわみとの相関性が見られる一方、橋軸直角方向直応力σYはたわみとの関連性は小さい。σYをσ2で除し無次元化すると、たわみとの逆相関性が見られ、たわみが大きいと2次応力の影響は小さくなると推測される。たわみ剛性が異なる2主塔と4主塔では(σY/σ2)が同等となる関係が見られ、更なる検討が必要である。

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