令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(設計)(1)

座長:斉藤 雅充(公益財団法人 鉄道総合技術研究所)

[I-203] 連続桁の剛性と中間支点部の曲げモーメントの関係についての考察

〇藤丸 拓1、野阪 克義1 (1.立命館大学)

キーワード:連続合成桁、断面二次モーメント、負曲げ域、断面力、理論値計算

鉄筋コンクリート床版を有する連続桁を設計する際は,負曲げ域の床版を無視して断面の作用応力度を計算するのが一般的である.一方,床版のひび割れによる剛性低下を考慮して,断面力算出時にも床版を無視する設計法が検討されている.以前の研究では,負曲げ域の範囲が曲げモーメントに与える影響について理論式を導出した.今回は,この理論式を用いて連続桁の断面二次モーメント分布が変化した際の負曲げモーメントの変化について検討した.理論値計算から得られた中間支点部の曲げモーメントと断面二次モーメントの関係を,グラフを用いて整理し,中間支点部の断面二次モーメントと曲げモーメントについて簡便な関係式を示した.

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