[I-223] 令和元年台風15号による送電線鉄塔倒壊被害に関する検討
キーワード:耐張鉄塔、風災害、地形効果、OpenFOAM、Frame3DD
令和元年台風15号により千葉県において2基の送電鉄塔が倒壊した.この倒壊事故が起きた原因を明らかにすることは耐風設計について新たな知見を提供することが期待される.そこで,本研究では,この送電鉄塔倒壊被害について,鉄塔の倒壊プロセスを明らかにすることを目的として,周辺地形を対象に数値流体解析を行い,得られた風速分布を使って得られた送電ケーブルの風荷重による運動解析によってケーブルの変形状態を求め,静的な風荷重に基づく構造解析を実施した.その結果,倒壊現場付近の気流は地形の影響を強く受け,同一風速に対する各鉄塔の破壊の可能性を調べた結果,79 号鉄塔の方が破壊する可能性が高かったという結論を得た.
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