令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学(1)

座長:木村 吉郎(東京理科大学)

[I-226] 風車支持構造物に作用する風と地震の組み合わせ荷重の数値予測 その1 連成解法による最大荷重の予測

〇石原 孟1、飯田 芳久1 (1.東京大学大学院工学系研究科)

キーワード:風荷重、地震荷重、連成解法、運転時、停止時

本研究その1では,地震時の風車運転状態および風方向を考慮した風と地震の組み合わせ荷重が最大となる荷重ケースを明らかにすると共に,運転時・停止時・緊急停止時における風と地震の最大荷重を連成解法により求めた.風と地震が同方向から作用する場合には緊急停止時に荷重が最大となった.これは,緊急停止時における風荷重の除荷が引き起こす振動と地震による振動が重なり合うことによるものである.一方,運転時には,地震が風直角方向から作用する場合,風荷重と地震荷重の合成により荷重が最大となった.これは,風直角方向の空力減衰が小さいことによるものである.

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