[I-78] 錆促進剤を塗布した高力ボルト摩擦接合継手における現場施工試験
キーワード:高力ボルト摩擦接合継手、錆促進剤、赤錆、すべり係数
鋼橋の補修・補強工事において,高力ボルト摩擦接合を用いる際,既設部材の接合面に錆促進剤を塗布し,赤錆を発生させる処理方法の採用が考えられる.本稿では,力学性能および維持管理性を検証するため,実橋現場にて①すべり試験,②実橋ガセット部のリラクセーション計測,③暴露試験体による錆重量の計測,④施工箇所の外面観察,以上の施工試験結果を報告する.
1)錆促進剤塗布24時間後に一様な赤錆面を形成した
2)錆促進剤を塗布した試験体のすべり係数は最小0.54/平均0.56となった
3)施工箇所外面に変状は見られず,軸力低下率は平均13%であった
4)錆重量は初期と比べ,その増加率は漸減し,収束する傾向を呈していた
1)錆促進剤塗布24時間後に一様な赤錆面を形成した
2)錆促進剤を塗布した試験体のすべり係数は最小0.54/平均0.56となった
3)施工箇所外面に変状は見られず,軸力低下率は平均13%であった
4)錆重量は初期と比べ,その増加率は漸減し,収束する傾向を呈していた
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