令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

維持管理(一般)

座長:谷口 望(前橋工科大学)

[I-243] レール継目での衝撃が上路鈑桁垂直補剛材上端の応力性状に及ぼす影響

〇金島 篤希1、蒲原 浩平1、井上 太郎1、小林 裕介1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:上路鈑桁、垂直補剛材上端、レール継目、腹板

鋼橋の主桁や縦桁の垂直補剛材上端(以下,補剛材上端)の溶接部では,しばしば疲労き裂が発生する.これは列車荷重が車軸の通過時に補剛材上端に過大な応力を生じさせることが原因と考えられている.一方で,車軸がレール継目(以下,継目)を通過する際に生じる応力も,発生応力を増加させ,疲労き裂の発生を助長するものと考えられている.本研究では,実物大試験橋梁での走行試験により,車軸からの荷重や,車軸が継目を通過する際に生じる衝撃が,補剛材上端の応力性状に及ぼす影響を評価した.

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