令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

継手(1)

座長:白旗 弘実(東京都市大学)

[I-80] 片面に塗膜厚100μm 以上の無機ジンクリッチペイントを有する異種接合面の高力ボルト摩擦接合継手のすべり係数

〇酒井 武志1、三ツ木 幸子2、北根 安雄3、池田 龍哉4、中嶋 浩之1 (1.巴コーポレーション、2.i エンジニアリング、3.京都大学、4.池田工業)

キーワード:すべり係数、無機ジンクリッチペイント、動力工具、鋼材粗面、ディスクサンダー

道路橋示方書では,高力ボルト摩擦接合継手のすべり係数について,母材・添接板の双方の接合面が,鋼材粗面の場合0.4,無機ジンクリッチペイント(以下,無機ジンク)の場合0.45,これ以外の場合は,0.4以上のすべり係数が得られるよう検討することとなっている.鋼橋の補修補強においては,既設部材の鋼材粗面は作業性や経済性から動力工具での施工,新設の補強材は防せいの面から無機ジンクの塗装が望ましい.そこで,添接板に塗膜厚100μm以上の無機ジンクを塗布し,母材を各種動力工具によって鋼材粗面とする異種接合面のすべり試験を実施した結果,動力工具の鋼材粗面でも0.5以上のすべり係数が得られることがわかった.

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