令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

免震・制振(2)

座長:豊岡 亮洋(鉄道総合技術研究所)

[I-196] 橋軸直角方向への一定変位を考慮したベローズ型ダンパーの疲労試験

〇田中 賢太郎1、頭井 洋、松村 政秀2、佐合 大3、姫野 岳彦4 (1.摂南大学、2.熊本大学、3.高田機工株式会社、4.株式会社川金コアテック)

キーワード:ベローズ型ダンパー、FEM解析、橋軸直角方向の初期変形、疲労強度、水平2方向変位

地震時の最大応答変位の低減と桁間衝突を防止する制震装置を桁間に設置する方法を検討してきた.橋軸直角方向に対してサイドブロックの設置遊間もあるので,橋軸直角方向に初期変形を与えた状態で橋軸方向に繰り返し変形が生じる可能性がある.そこで本研究では,橋軸直角方向に初期変形を与え,低サイクル領域の橋軸方向の疲労試験を行い,橋軸直角方向の初期変形がベローズ型ダンパーの橋軸方向の疲労強度に及ぼす影響を実験的に検討した.検証した結果,橋軸直角方向にやや大きい初期変形が加わったとしても,橋軸方向の疲労強度に及ぼす影響は小さく,橋軸方向の低サイクル領域のS-N曲線により評価できることがわかった.

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