令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

免震・制振(2)

座長:豊岡 亮洋(鉄道総合技術研究所)

[I-197] 高減衰ゴム支承を用いた橋梁のサブストラクチャハイブリッド実験システムの構築

〇高岡 陽1、齊藤 剛彦1、宮森 保紀1、中村 保之2、竹ノ内 浩祐2、山崎 信宏3 (1.北見工業大学、2.住友理工(株)、3.日本鋳造(株))

キーワード:高減衰ゴム支承、ハイブリッド実験

免震ゴム支承の複雑な非線形履歴特性を考慮した橋梁の地震時応答の検討のため,構造実験と数値計算を併用するサブストラクチャハイブリッド実験システムを構築した.本報告での実験条件は将来的に低温で実験を行うための準備段階として常温とし,2種類の高減衰ゴム支承を用いた橋梁に対してレベル2タイプⅡ地震動を入力した.結果としてゴム支承の複雑な履歴特性を橋梁の応答に反映させることができ,等価減衰定数の大きいHDReXの方が応答値が小さくなった.本実験システムは温度制御により,供試体が外気温の影響を受けずにハイブリッド実験ができるため,将来的にはゴム支承の温度依存性を考慮した検討を行うことができる.

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