令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(設計)(2)

座長:佐藤 歩(首都高速道路)

[I-218] 開断面リブ鋼床版の舗装ひび割れ抑制効果に関する解析的研究

〇奥村 学1、小笠原 照夫1、齊藤 史朗1、井口 進1、片野 俊一1、内田 大介2 (1.日本橋梁建設協会、2.法政大学)

キーワード:開リブ鋼床版、舗装ひび割れ、FEM解析、曲率半径、縦リブ剛性

鋼床版の舗装は,主桁腹板直上のひび割れが多く発生しており,道示では活荷重によって生じる腹板上のデッキの曲率半径を20m以上(舗装と鋼床版との合成効果を考慮)とするのが望ましいとされている.本稿では,開断面リブの鋼床版橋梁を対象として,舗装も考慮したFEM解析を実施し,デッキ厚,主桁の腹板近傍の縦リブ剛性,縦リブ支間が舗装のひび割れに及ぼす影響を検討した.FEモデルを用いて活荷重載荷時のデッキの曲率半径を算出し,舗装ひび割れの抑制効果を評価した.腹板近傍のみ縦リブ剛性を増加させたデッキ厚14mmの開リブ鋼床版構造では,従来構造に比べて曲率半径が1.2倍となり,舗装のひび割れ抑制効果が期待できる.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン