令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学(2)

座長:野田 稔(高知大学)

[I-233] トラス橋斜材におけるカルマン渦励振推定発現風速の過大評価について~アスペクト比がカルマン渦励振発現風速に及ぼす影響~

〇吉居 翔太郎1、井上 遥奈1、松田 一俊1、加藤 九州男1 (1.九州工業大学)

キーワード:アスペクト比、カルマン渦励振発現換算風速、ストローハル数、トラス橋斜材

長崎県にある生月大橋の斜材部でき裂が発見され,これは季節風による振動が原因と考えられ,調査の結果,20~25m/sの高風速域で振動が確認された.これはカルマン渦励振と考えられるが,カルマン渦励振推定発現風速は28.1m/sであり,カルマン渦励振推定発現風速は過大評価である.また既往の研究より,アスペクト比の増加に伴い,カルマン渦励振発現換算風速が低下する傾向にあることから,アスペクト比がAs=30.0, 56.9の3次元弾性模型を用い,応答実験およびストローハル数計測を行った.その結果,アスペクト比の違いにより,ストローハル数およびカルマン渦励振発現換算風速が変化する可能性があることがわかった.

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