令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学(2)

座長:野田 稔(高知大学)

[I-234] 自己励起型渦励振における後縁二次渦の必要性に関する実験的研究

〇柳瀬 智也1、今村 光志1、松田 一俊1、加藤 九州男1、曹 納徳1、重富 堅太1 (1.九州工業大学大学院)

キーワード:自己励起型渦励振、後縁二次渦、風洞実験

従来,自己励起型渦励振は前縁剥離渦および後縁二次渦の一体化が発現の要因であるとされている.しかし,これまでの研究成果から,後縁二次渦は自己励起型渦励振の発現において必ずしも必要ではなく,励振力の大小に影響を与えている可能性が示唆された.そこで,断面形状を幾何学的に変化させ,後縁二次渦が生成しない,または生成しにくいと想定される断面を用いた実験を行った.本実験で自己励起型渦励振の発現が確認された断面においては,後縁二次渦は自己励起型渦励振の発現に必ずしも必要ではなく,かつ最大振幅における励振力に与える影響は小さいと考えられる.

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