橋梁振動(実験・測定)

[I-253] A Study on the Effects of Repair Work for a Steel Arch Pedestrian Bridge from Ambient Vibration Measurement

〇SHOHEI TAKEMURA¹ (1.TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE)

Keywords:natural frequency, microtremor, random decrement method, damping constant

橋梁の振動特性を精度良く求めることで，維持管理に役立つ可能性がある．本研究では，鋼アーチ人道橋を対象とし，補修前後の振動数や減衰の変化と，モード形を検討した．常時微動の実測では，1台の加速度計を用いて，サンプリング周波数200Hzで鉛直加速度を3時間計測した．モード形を求めるため，2地点同時の測定を行った．測定時間は5分間で，2か所のうちの片方の測定位置を測定ごと4.5mずつ位置を変えて計19回測定を行い，一方は常に端部から11.25ｍの位置とした。対象橋梁の補修工事により，応答振幅が減少する傾向がみられたが，減衰定数には明確な差はみられなかった．