令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁振動(実験・測定)

座長:宮森 保紀(北見工業大学)

[I-253] 鋼アーチ人道橋の補修工事前後の常時微動観測結果の検討

〇竹村 晶平1 (1.東京理科大学大学院)

キーワード:固有振動数、常時微動、RD法、減衰定数

橋梁の振動特性を精度良く求めることで,維持管理に役立つ可能性がある.本研究では,鋼アーチ人道橋を対象とし,補修前後の振動数や減衰の変化と,モード形を検討した.常時微動の実測では,1台の加速度計を用いて,サンプリング周波数200Hzで鉛直加速度を3時間計測した.モード形を求めるため,2地点同時の測定を行った.測定時間は5分間で,2か所のうちの片方の測定位置を測定ごと4.5mずつ位置を変えて計19回測定を行い,一方は常に端部から11.25mの位置とした。対象橋梁の補修工事により,応答振幅が減少する傾向がみられたが,減衰定数には明確な差はみられなかった.

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