令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(1)

座長:北原 武嗣(関東学院大学)

[I-273] 鋼材の延性破壊解析における損傷進展エネルギー簡易推定法のメッシュ分割の影響

〇藤江 渉1、田口 実季1、石原 羽1、吉田 聡一郎1、葛 漢彬1 (1.名城大学)

キーワード:延性破壊解析、損傷進展エネルギー、メッシュ分割

鋼製橋脚の耐震性向上のため断面の厚肉化が図られているが,設計以上の地震荷重が作用した場合,局部座屈による変形とき裂進展による断面欠損によって荷重低下し崩壊にいたると考えられ,き裂進展を考慮可能な解析手法の構築が求められる.著者らはこれまでに3段階2パラメータ延性破壊モデルを用いた延性破壊解析を行い,損傷進展エネルギーの簡易推定法を提案した.本研究では構造レベルの適用を見据え,従来に比べより簡易的な1mmメッシュの解析モデルを対象として,損傷進展エネルギーの簡易推定法の適用性を検討した.その結果,板厚方向の分割はき裂の発生や進展に影響を及ぼすことが分かり,改善が必要であると考えられる.

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