令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(1)

座長:北原 武嗣(関東学院大学)

[I-274] Pushover解析を用いた鋼製補剛箱形断面橋脚の延性き裂発生の簡易評価法に関する再検討

〇田口 実季1、藤江 渉1、伊藤 諒祐2、葛 漢彬2 (1.名城大学大学院、2.名城大学)

キーワード:延性き裂、Pushover解析、鋼製橋脚、補剛断面、はり要素

土木学会の2018年制定鋼・合成標準示方書[耐震設計編]では,はり要素を用いた繰り返し解析から算出したひずみ履歴を基に累積疲労損傷度による照査法が示されている.しかし,この照査法では,繰り返し載荷を用いる必要があり,実務レベルでの適用を考えるとより簡易な解析手法によっても評価できることが望ましいと考えられる.本研究では,鋼製補剛箱形断面橋脚頂部の変位に着目し,はり要素を用いたPushover解析による延性き裂発生の評価法を提案し,シェル要素を用いた繰り返し解析と比較し適用性を検討する.検討した結果,shell解析結果と提案手法の誤差は,0~-30%程度となっており,概ね評価できているといえる.

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