橋梁の耐震(1)

[I-277] Numerical study on behavior of truss bridge assumed sliding bearing support due to ground deformation during earthquake

〇TOMOKI MATSUI¹, Tomohiro Chida¹, Kazuya Magoshi², Chon Joon-ho³ (1.TOHOKU GAKUIN UNIVERSITY, 2.Earthquake Engineering Research Center Inc., 3.West Nippon Expressway Company limited)

Keywords:ground deformation, FEM, truss bridge

熊本地震は，地盤変動によるアバットの滑動によって橋梁の被害が増大することをあらためて知らしめた災害であったといえる．特に，アーチやトラスといった橋梁形式の橋梁に関しては，わずかな地盤変動でも落橋に繋がりかねない損傷が生じ得ることが示されるようになった．そのような背景の元，地震工学委員会性能に基づく橋梁の耐震構造計画・設計法に関する研究小委員会WG2においては，アーチ橋とトラス橋に着目し，地盤変動時に生じる挙動を明らかにし，損傷評価を取りまとめる取り組みを始めている．そこで本研究では，ワーレントラス橋を対象とし，支承が滑動した場合に生じる挙動をFEM解析を用いてシミュレートした結果を報告する．