令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

座屈・耐荷力(桁・板)

座長:宮嵜 靖大(長岡工業高等専門学校)

[I-109] 劣化したRC床版を有する合成2主桁橋の構造特性 -3点曲げ載荷試験-

〇宮下 剛1、佐藤 悠樹2、橘 肇2、小野 潔3、北根 安雄4、野阪 克義5、白戸 真大6 (1.長岡技術科学大学、2.駒井ハルテック、3.早稲田大学、4.京都大学、5.立命館大学、6.国土技術政策総合研究所)

キーワード:限界状態、合成桁、RC床版、疲労損傷、載荷試験

本研究では,道示改定を受け,構造システムとしての限界状態の把握ならびに既設橋の維持管理に対する知見を得ることを目的として,事前に定点移動疲労載荷試験を行うことで損傷を与えたRC床版を有する合成2主桁試験体の3点曲げ試験を行った.その結果,RC床版の損傷程度が異なる2体の試験体について,全体的な力学的挙動が同様となる傾向がみられた.これは使用性に対しては注意が必要であるものの,高齢化橋梁の維持管理のみならず,大規模地震が発生したあとの緊急車両の走行などに関して有益な知見が得られたと言える.ただし,床版の損傷状態と載荷パターンが与える影響の定量評価は今後の課題である.

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