令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(施工)

座長:上仙 靖(土木研究所)

[I-315] 送出し架設時の腹板座屈照査における補剛形式に着目した補強効果に関する考察

〇有若 友章2、藤原 良憲1、岩田 幸三2 (1.鉄道建設・運輸施設整備支援機構、2.川田工業)

キーワード:送出し架設、腹板座屈、照査式、補剛形式

鋼橋の架設工法に送出し工法を用いる場合,送出し装置から受ける鉛直局部荷重に対する腹板座屈照査により水平および垂直補剛材を追加して安全率を確保することが一般的である.しかし水平および垂直補剛材の追加が安全率の向上にどのように寄与しているか明確ではないため,既存の照査式を用いて補剛形式別に補強効果の分析を行った。水平補剛材は,縦横比を大きくし座屈強度の向上を図る「補強パネル」と,強度は向上しないが載荷辺から遠ざけることで鉛直圧縮強度を低減させ安全率の確保を図る「非補強パネル」を形成する仕組みである.また垂直補剛材は腹板全体の座屈耐力を向上させ,特に非補強パネルに効果的であることが分かった.

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