令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁一般(施工)

座長:上仙 靖(土木研究所)

[I-316] 多点固定を用いた超多径間連続鋼少数鈑桁橋の温度変化による影響の一考察

〇山田 貴男1、和田 均1 (1.高田機工株式会社)

キーワード:23径間連続鋼鈑桁橋、多点固定、温度変化、床版合成効果、温度軸力、合成床版

近年,橋梁の耐震性向上や走行性向上,騒音・振動対策などを目的として,多径間連続桁や多点固定とした支点構造の採用が増えてきている.本稿では,多点固定された鋼コンクリート合成床版を有する超多径間連続鋼少数鈑桁橋について温度変化に対する実橋の挙動計測を行った.計測の結果,非合成桁として設計されていても床版打設後は鋼桁と床版の合成効果がありヤング係数比n=21程度の挙動を示すこと,温度変化による軸力の影響で,主桁支間部の床版コンクリートにひび割れが発生したことなどから,多点固定を採用した場合は主桁支間部も支点部と同様にひび割れを考慮して適切に鉄筋量を配置する必要があることがわかった.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン