令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学(3)

座長:北川 徹哉(法政大学)

[I-356] 防音パネルを使用した建物解体工事の足場に作用する空気力の特性

〇甲斐 リサ1、松尾 走2、木村 吉郎2、大幢 勝利3 (1.東京理科大学大学院、2.東京理科大学、3.独立行政法人労働安全衛生総合研究所)

キーワード:防音パネル付き仮設足場、風力係数、風洞実験

建築物の解体工事においては防音パネル付き仮設足場が使用されることが多い.防音パネルは工事中の取り外しが困難であり,耐風性の確保が重要なため,防音パネルにかかる空気力分布を風洞実験で測定した.足場と建物の模型を作成した.模型形状は天井と側面の外壁1面を解体し,残りの3面に防音パネルを設置した状態とした.風洞内に境界層乱流を生成させた.実験結果は風力係数として整理し,分布図を作成した.正面においては設計風力係数を超える値が現れ,側面においては設計風力係数の範囲内に収まった.正面での風力係数分布において,開口部側からの風により開口部側端部で特に絶対値の大きな負の値となり,瞬間値も大きかった.

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