令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

耐風・風工学(3)

座長:北川 徹哉(法政大学)

[I-360] 数値流体解析を用いたガーゼ繊維による塩分粒子捕集効率の推定

〇坪倉 佑太1、野口 恭平1、八木 知己1 (1.京都大学)

キーワード:ドライガーゼ法、飛来塩分、数値流体解析、捕集効率、粒子飛散解析

塩分は鋼材の腐食を促進する因子の1つであるため,橋梁の維持管理に際しては,架橋地点の塩分環境を正確に評価する必要がある.飛来塩分量の観測法として頻繁に使用されるドライガーゼ法は,ガーゼによって塩分を捕集する簡便な観測法であるものの,塩分粒子の捕集効率が十分に明らかになっているとはいえない.本研究ではドライガーゼ法の捕集効率を算定することを目的として,ガーゼ繊維による塩分粒子の捕集効率を数値流体解析を用いて検討した.ガーゼ繊維による捕集効率は,風速および塩分粒子の粒径によって変化するほか,隣接繊維の影響を受けることが明らかとなった.

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