Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第I部門

診断・補修・補強(1)

Chair:Jun Murakoshi(Tokyo Metropolitan University)

[I-395] The effect of roughness on bonding strength between FRP and FRP

〇Akihiko Sato1, Yasuo Kitane1, Hideki Hibi2, Kunitomo Sugiura1 (1.Kyoto University, 2.Hibi)

Keywords:FRP, Adhesive, Energy Release Ratio, Roughness

FRPの接着接合は補修補強だけでなく主部材同士の接合方法としての活用も期待される.しかしながら,接着接合には接着剤の物性値だけでなく多数の因子が影響する.本研究では,FRP-FRP間の接着に表面粗さが与える影響を明らかにすることを目的に,ダブルラップ試験片を用いた引張実験を実施し,エネルギー解放率を用いて剝離の評価を行った.実験の結果,表面粗さとエネルギー解放率との間には相関関係があり,表面が粗いほど高いエネルギー解放率を示す傾向が確認された.今後の課題としては,異なる表面性状の場合に接着層に生じる応力がどのように変化するかを調査する必要性が挙げられる.

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