令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

港湾の耐震・危機耐性

座長:一井 康二(関西大学)

[I-431] 矢板式係船岸を既設前面に新設する場合の設計方法に関する考察~既設重力式岸壁での検証

〇及川 森1、辰見 夕一1、相和 明男1、小濱 英司2、佐藤 慶介3 (1.一般社団法人 鋼管杭・鋼矢板技術協会、2.国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所、3.東亜建設⼯業 株式会社)

キーワード:矢板式係船岸、岸壁、増深、耐震、老朽化

近年、船舶大型化(増深)、耐震性能向上、老朽化対策等で、既設係留施設の改良が必要な事例が増加している。「港湾の施設の技術上の基準・同解説(2018年)」では、矢板式係船岸を既設前面に新設する場合の詳細な設計方法は明示がない。田端らは既存係留施設の改良工法を取り纏めており、既設の矢板やケーソンの前面に矢板式構造を新設し、作用する荷重の全てを新設構造物に負担させる考え方が記載されている。一方筆者らは、既設の矢板式係船岸の前面に矢板式構造を新設する場合に既設構造の考慮有無が設計に及ぼす影響を検討した。本報では引き続き、同様に既設重力式(ケーソン)前面に矢板式構造を新設する場合の報告を実施する。

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