[I-432] Effect of Existing Structure in Seismic Response Analysis of an Improved and Deepened Gravity Type Mooring Facility by Sheet Piles with Anchor Piles
Keywords:port facility, deepening method, improving method, gravity mooring facility, sheet piles with anchor piles, seismic response analysis
近年,巨大地震による耐震性能の向上,既存係留施設の老朽化,船舶の大型化に伴う増深化,コスト縮減の観点から,既設構造物を活用した改良工法の必要性が高まっている.このような背景から,改良工法の選定や改良設計に関する基本的な考え方がまとめられている.
本検討では,構造事例が多い既設重力式係船岸に対し,控え矢板式構造物を新設する未検討の増深改良工法について,地震応答解析を行い,既設構造物の有無による影響検討を行った.その結果,既設構造物を有するケースの方が有しないケースのよりも,矢板全体の最大変位,最大曲げモーメントが小さくなり,既設構造物を有することの効果が確認できた.
本検討では,構造事例が多い既設重力式係船岸に対し,控え矢板式構造物を新設する未検討の増深改良工法について,地震応答解析を行い,既設構造物の有無による影響検討を行った.その結果,既設構造物を有するケースの方が有しないケースのよりも,矢板全体の最大変位,最大曲げモーメントが小さくなり,既設構造物を有することの効果が確認できた.
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