[I-435] 制振部材を用いた直杭式桟橋の耐震補強・復旧工法に関する模型振動台実験
キーワード:直杭式桟橋、制振部材、模型振動台実験
現行の港湾技術基準では、レベル2地震動に対しては要求性能に応じて一部の部材に損傷が認められているが、復旧に時間がかかることが懸念される。本研究では、桟橋式係留施設を安価・容易に耐震性向上する耐震補強・復旧工法の開発を目的として,制振部材を追設する工法について模型振動台実験による検討を行った。制振部材の消費エネルギー(防振ゴム5種類)、設置角度(30度, 45度, 60度)、剛性(防振ゴムの設置個数:1個, 2個)を変更した際の応答から検討したところ、制振部材の消費エネルギーが大きく、設置角度60度、設置個数2個の場合に変位を低減し、減衰定数も大きいことから耐震性向上効果が得られることを示した。
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