令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第I部門

橋梁の耐震(2)

座長:渡邊 学歩(山口大学)

[I-283] 橋の早期復旧を図るための鋼I桁橋支点部構造の破壊形態に関する研究

〇田中 謙士朗1、西田 秀明1、宮原 史1 (1.国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 熊本地震復旧対策研究室)

キーワード:早期機能回復、耐力階層化、上部構造支点部、支承

地盤変状に伴って想定を超える外力が橋に作用し上下部構造間に大きな相対変位が生じた場合でも、橋の機能回復に及ぼす影響を最小限に留める橋の破壊形態に関する基礎的検討の一環として、支承部よりも先に上部構造支点部が破壊しない構造の考え方の確立に向けて、ゴム支承に支持された鋼I桁橋を対象に支点部構造や外力の入力方向の違いが橋の破壊形態に及ぼす影響について解析を行った。この結果、支点部構造や外力の方向によらず、支点部の耐力喪失がゴム支承の破断に先んじて生じることはない一方で、ゴム支承の破断よりも先に支点部主桁腹板の降伏が生じることや、支点部構造により部材の降伏順序が異なることが確認された。

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